ろ過処理水の水質を最終的に決めるのが、水を濾しているろ過池の維持管理状況です。ろ過池をいつも正常に維持管理することが、事故を未然に防ぐ手段です。弊社はこれまでの経験と実績に基づきろ過池の調査を行います。調査で解析された結果を正確に判断して今後の維持管理上の方向性をご提案します。
調査で予測・確認できること
- @ろ過材の汚れがどの程度であるか
- Aろ過材が正常な有効径・均等係数を維持しているか
- Bろ過材が正常なろ過層厚を保っているか
- C砂利の移動(不陸)によるブレイクスルーの危険性はないか
- Dろ過材の流出、集水部への落下の危険性はないか
- E逆洗時に砂層が流動不全を起こす可能性はないか
- F損失水頭が上がる要因はないか
- G洗浄時の砂の膨張率が低下する要因はないか
- など
調査に行うことによって、これから起こりうる維持管理上の不具合(ろ過処理水への濁質混入・通過、ろ過継続時間の減少等)を事前に察知し、予防対策を講じるための手段が立案できます。 |
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●ろ過材の汚れ具合 |
●ろ過材の粒径肥大 |
●ろ過砂利層の不陸状況 |
●汚泥の落ち込み度合い |
●ろ過池内ろ壁の損傷状況 |
●トラフおよび周辺部の損傷 |
●下部集水装置の検証 |
●表面洗浄管の異常 |
●ろ過池逆流洗浄状況の傾向 |
●その他生物障害(藻類等) |
●ろ過層の厚み |
●マッドボールの有無 |
●ろ過池内への異物の混入 |
●表面洗浄ノズルの状況 |
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