Gceramic
Gセラミック
除マンガン
ろ過材表面は非常に大きな表面積をもつ多孔質の構造となっています。この母材表面に接触酸化性の強い被膜MnO₂・H₂Oを特殊加工によってコーティングさせています。
マンガン砂よりも高い除マンガン能力を持っており、高流速ろ過が可能です。
特長
原水中の鉄濃度が低い場合や除鉄と除マンガンを分けた2段処理などにおいて、除マンガンを目的とする場合に使用されます。
物性
真密度 (g/cm³) | 高密度 (g/cm³) | 空隙率 (%) | 摩減率 (%) |
---|---|---|---|
1.8~2.15 | 0.55~0.8 | 65~75 | 1.5~2.5 |
化学組成
組成 | SiO₂ | Al₂O₃ | Fe₂O₃ | CaO | MgO | K₂O | Na₂O | Ig.Loss |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
含有量 (%) | 72.72 | 72.72 | 1.15 | 1.15 | 0.21 | 1.92 | 1.77 | 4.75 |
使用方法
- Gセラミックは単層で使用します。
- 鉄や濁質分が少ない原水の除マンガンに最適です。高濃度になるとろ過材表面が汚染されて、マンガン除去能力が低下します。鉄や濁質が多く含まれる場合は、Mセラミックとアンスラサイトの複数ろ過をお勧めします。
- 逆流洗浄時の膨張率は25%を推奨いたします。
使用上の注意点
- マンガン除去には原水への次亜塩素酸の注入が必要です(ろ過水の遊離残留塩素が0.7mg/L以上)
- マンガンは酸性(pH6以下)条件下では除去しにくくなります。また、鉄はアルカリ性では除去しにくくなるため、マンガンと鉄が共存している場合はpH7程度に調節してください。
※鉄が高濃度の場合、Mセラミックとアンスラサイトの複数ろ過をお勧めします。 - ご使用前に次亜塩素酸を用いた次亜塩素酸処理が必要です(当社での次亜塩素酸処理も承ります。)
- ろ過継続中に次亜塩素酸の注入量が不足すると、マンガン除去能力が失われる可能性があります。
- マンガン除去能力が失われたGセラミックは、高濃度次亜塩素酸を用いた次亜塩素酸処理作業を行うとマンガン除去能力が回復します。
- 長期間ろ過を停止すると、マンガン除去能力が低下する可能性があります。停止期間や停止状態によって対応が異なりますので、ろ過を停止する際は当社にご連絡ください。
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