Mceramic
Mセラミック
除マンガン
表面積が非常に大きい多孔質母材の表面にMnO₂・H₂Oを特殊加工にてコーティングした除鉄・除マンガンろ過材です。
アンスラサイトと複層も可能です。
特長
- Mセラミックの密度はGセラミックよりも若干重く、アンスラサイトと複層ろ過が可能です。
原水に鉄とマンガンが共存する場合には、アンスラサイト層で除鉄を行い、Mセラミックで除マンガンを行う1塔処理が可能です。 - 一般のろ過材よりも粒状が小さく、少ない水量で高い逆流洗浄膨張率が得られるため、逆流洗浄水量の削減が可能です。
物性
真密度 (g/cm³) | 嵩密度 (g/cm³) | 空隙率 (%) | 摩減率 (%) |
---|---|---|---|
2.60~2.75 | 0.95~1.05 | 60~75 | 0.5~1.0 |
化学組成
組成 | SiO₂ | Al₂O₃ | Fe₂O₃ | CaO | MgO | K₂O | Na₂O | TiO₂ | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
含有量 (%) | 42.9 | 43.61 | 1.42 | 0.32 | 7.35 | 0.71 | 0.90 | 0.46 | 2.29 |
使用方法
- Mセラミックの上層にアンスラサイトを敷き、複層で使用します。
- 鉄や濁質分が多い原水のマンガン除去をする場合、アンスラサイトとの複数ろ過にすることで対応可能です。
- アンスラサイトとの複層で使用できるため、濁質や鉄分が多い原水も1塔でろ過可能になります。
- 逆流洗浄時の膨張率は20~30%を推奨いたします。
使用上の注意点
- マンガン除去には原水への次亜塩素酸の注入が必要です(ろ過水の遊離残留塩素が0.7mg/L以上)
- マンガンは酸性(pH6以下)条件下では除去しにくくなります。
また、鉄はアルカリ性では除去しにくくなるため、マンガンと鉄が共存している場合はpH7程度に調節してください。
※鉄が高濃度の場合、Mセラミックとアンスラサイトの複数ろ過をお勧めします。 - ご使用前に次亜塩素酸を用いた次亜塩素酸処理が必要です(当社での次亜塩素酸処理も承ります。)
- ろ過継続中に次亜塩素酸の注入量が不足すると、マンガン除去能力が失われる可能性があります。
- マンガン除去能力が失われたMセラミックは、高濃度の次亜塩素酸を用いた次亜塩素酸処理作業を行うとマンガン除去能力が回復します。
- 長期間ろ過を停止すると、マンガン除去能力が低下する可能性があります。停止期間や停止状態によって対応が異なりますので、ろ過を停止する際は当社にご連絡ください。
Product information
すべての製品情報はこちらから
Contact