特長

1. 1塔のろ過機で除濁、除鉄、除マンガン、除色処理が可能 
   従来は、2つのろ過塔によって処理しなければならなかった濁質と色度を含んだ井戸水処理を1つのろ過塔で処理できます。2つのろ過材を用いて除濁と除鉄、除マンガン、除色を可能にしました。 
2. 除濁用ろ過材を常に清浄な状態に保ちます
   除濁用ろ過材 (アンスラサイト)は、逆流洗浄時に外付け型ろ過材洗浄装置で揉み洗い洗浄を施すため、常に清浄な状態に保たれ ます。 
3. 除色用ろ過材のライフを延長します
   上部の除濁用ろ過材が常に清浄な状態に保たれるため濁質が下部の除色用ろ過材にリークしません。そのため除色ろ過材の表面が濁質分で覆われることがなく、より長期間の使用が可能になりろ過材交換頻度を減らします。
4. 設備の初期投資を抑えます
   2つの設備が必要であった井水処理が1塔で処理できますから、ろ過装置、面前配管、制御盤、付帯ポンプ類も1つ分で済みますから、初期投資費用が大幅に削減できます。
5. 設備設置面積の省スペース化が可能です
   設備を設置するスペースも1塔分のスペースで済みます。設備全般のコンパクト化が実現します。
6. ランニングコストを大幅に削減できます
   外付け型ろ過材洗浄装置を設置していますから、従来のろ過装置と比べて逆流洗浄時間が短くて済みます。ろ過材交換頻度も軽減されるため維持管理コストを削減できます。 
   
   ※ランニングコスト削減例 (逆洗時間の短縮) 
   外付け型ろ過材洗浄装置を複数設置させることにより、ろ材の汚れ具合が高いろ過材のみを洗浄させることができます。
   その結果、洗浄時間の短縮が行えるため、逆流洗浄時にかかるランニングコストを削減できます。　

シフォンハーモニー フロー比較

内部構造

• ろ過層の構成と洗浄方法
  従来のろ過機ではろ過材の洗浄は逆流洗浄のみでした。
  逆流洗浄ではろ過材の汚れを完全に除去しきれず、後段装置に汚れが漏洩してしまいました。
  シフォンハーモニーには外付け型ろ過材洗浄装置「SWS」が設置されていますから、逆流洗浄中に揉み洗いを併用して除濁ろ過材を完璧に洗浄し、下層の除色ろ過材層に濁質を漏らしません。
  また、除色ろ過材はコーティングろ過材なので強力な揉み洗いができないため、通常の逆流洗浄によるソフトな洗浄を施します。
  この２つの洗浄方法を１つのろ過機で行えるため、１塔による処理が可能なのです。
• 使用ろ過材
  1939年の創業以来、ろ過材専業メーカーとして蓄積してきたろ過の知見と井水処理技術に基づいて開発した様々な特殊ろ過材を使用します。
  特にニューカラーカッター・ライトは、マンガン成分やフミン質由来の色度成分を含む日本の井水を処理するために開発されました。
  高い酸化力を持つ二酸化マンガンろ過材として、マンガンを接触酸化法にて、フミン質を酸化触媒として作用させ除色することができます。

仕様

原水を分析し水質とご要望に合わせて最適なろ過材と装置・型式をご提案させていただきます。
詳細については当社にお問い合わせください。
※使用は予告なく変更する場合があります。