Siphon Washing System
SWS (外付け型ろ過材洗浄装置)
既存のろ過機が生まれ変わる!
ろ過材交換不要のシフォン洗浄技術を使用中の一般的なろ過機に導入することはできないか、というお客様の声にお応えし「シフォンウォッシングシステム (SWS)」を開発しました。既存のろ過機に取り付けるだけでシフォン洗浄機能が付加されます。コストパフォーマンスに優れ水質の安定や維持管理コストの削減、さらに地球環境にも貢献します。
特長
- タンクを選ばず設置可能
SWSはユニット化されているため、既存ろ過機に取り付けるだけで強力な洗浄機能を付加できます。
様々な下降流式ろ過機に適用できるよう設計されています。 - コンパクトな設計
SWSはコンパクトな設計ですから、既存ろ過機周辺のわずかなスペースで設置できるよう配慮されています。
制御盤も一体化されております。 - 特別なシステムは不要
SWSは逆流洗浄工程時のみ稼働するため、従来の処理工程 システムに特別なプログラムを組み込む必要はありません。
逆流洗浄時の信号をやりとりするだけです。 - ろ過砂・アンスラサイトの複層にも対応
SWSはろ過砂だけでなくアンスラサイトの洗浄にも対応しています。 単層・複層いずれのろ過機でもお使いいただけます。
環境大国ドイツより逆輸入!
環境大国ドイツにおいて、ドイツの企業とドイツ国内で共同実験を実施いたしました。実験は公共施設の実際に使用中のろ過機にて、実証実験を行いました。その実験の成功を受け、逆輸入製品として日本国内での販売を開始しております。
また弊社においても、SWSの洗浄能力を確認するため、浄水場で実際に使用されたろ過材を用いて実験を行いました。洗浄前は汚泥によって完全におおわれていましたがSWSによるシフォン洗浄によって新砂と同程度まで洗浄することができました。
(下図:同一サンプルを同一時間の逆流洗浄のみとSWS洗浄を実施したろ過砂の写真)
シフォン洗浄によって洗浄を実施
ろ過材の洗浄原理 | ろ過材の洗浄原理 | ろ過材の洗浄原理 |
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粒子にかかる重力とスクリュー揚力で渦流を形成 | 遠心力で外側に向かった粒子が渦流を形成 | 三次元の渦流によって、高速度の揉み洗いを実現 |
- 高い洗浄効果
逆流洗浄・空気洗浄では、目詰まりを防ぐ程度の効果しか望めませんが、「シフォン洗浄」はろ過材同士の揉み洗いにより頑固な汚泥分まで除去されるため、新砂に匹敵する洗浄濁度30度以下(JWWA A 103:2006-2)の数値まで洗浄することができます。 - 洗浄効果の高い「揉み洗い」ならろ過材の破砕もなし
ろ過材同士の揉み洗いにより、ろ過材そのものを破砕することなく、表面に付いた汚泥のみを確実に除去することができるため、ろ過材を設計当初の規格に極めて近い状態に維持することが出来ます。 - 汚泥分剥離流出現象の回避・低減が可能
高い洗浄効果により、ろ過水への汚泥分剥離流出現象を回避・低減することができ、常に安定した水質を得ることができます。 - ろ過材の流出を大幅に減少
逆流洗浄で流出したろ過材は極端に多くの汚泥やマンガンなどが付着した比重の軽いものであり、ろ過材そのものの粒径には関係なく流出します。
シフォンタンクはろ過材を設計当初の規格に保つことによりろ過材の流出を大幅に減らすことができます。
SWSのフロー
①ろ過 | ②逆流洗浄 | ③シフォン洗浄 | ④逆流洗浄 |
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ろ過は従来の通り行われます。 | 逆流洗浄工程が始まった後、SWS下部配管より吸収されたろ過材がシフォン洗浄(もみ洗い)され、上部配管からろ過機内へ返送されます。 | SWS洗浄が終了し、通常逆洗によりシフォン洗浄でろ過材から剥離された濁質を含む濁水がろ過機内から濯ぎ出されて、一連の逆洗工程は終了します。 | 逆流洗浄工程がすべて終了し、通常のろ過工程に戻ります。 |
ろ過工程では、従来同様のろ過を行います。
従来の逆流洗浄にシフォン洗浄を併用することで、高性能かつ高効率な洗浄を施し、常にろ過材を正常な状態に保つことができます。
SWSのフロー例
仕様
型式 | 高さ (mm) | 直径 (mm) | 重量 (kg) | モーター (kW) | 処理能力 (L-ろ過材/min) |
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Type AS | 2155 | φ200 | 370 | 2.2 | 150 |
Type ASB | 1713 | φ200 | 330 | 3.7 | 150 |
詳細については当社にお問い合わせください。
※仕様は予告なく変更する場合があります。
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