日本原料株式会社は、本年(2009年7月28日)創業70周年を迎えました。創業は1939年 (昭和14年)、硝子原材料の硅砂の製造販売を目的として設立いたしましたが、終戦後の 1945年、GHQ技術本部から戦後復興と
水道基盤作りのために「ろ過砂」の製造を勧奨 されてからは、「ろ過材専門会社」として、日本の水道界と共に歩んで参りました。
まだ日本に水道用ろ過材の規格がなかった終戦直後は、アメリカのAWWA規格に基づ いた
ろ過材に適した「砂」を求めて日本中を巡り、茨城県“高萩”、京都府“木津川”、福 岡県“海
の中道”にそれぞれ拠点を設け、本格的なろ過砂の生産を開始しました。その 後、日本の水道
規格であるJWWAの制定にも携わる一方、日本濾過砂研究所を設立 して「ろ過材」のパイオ
ニアとして活動して参りました。昭和30年代後半からは当時、 入れ替えが主流であったろ過池
で使用した汚砂を洗浄して再利用する「更生工事」を 提唱し、現在も全国の浄水場で施工させ
ていただいております。昨今では河川水の 汚染による水道原水悪化によるろ過材への負担に対
応すべく、砂の粒径を崩さず汚れ だけを剥離洗浄する「シフォン洗浄」を開発し、派生製品と
してろ過機に組み込んだろ過 材交換不要のろ過装置「シフォンタンク」、「活性炭シフォンタン
ク」、「モバイルシフォン
タンク」、「SWS」などを国内外に発表し、上水にとどまらず産業排
水処理を含めた 水処理全般にフィールドを広げております。
日本原料株式会社は『ものづくり企業』として、メーカーとしての先見性と卓越した技術を
磨き続け、積極的なイノベーションによりオンリーワン企業として社会に貢献して参ります。
|