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シフォン洗浄原理をろ過装置内に取り入れシステム化したことで、ろ過材は常に清浄な状態に保たれるため、ろ過材交換工事が不要です。また、シフォン洗浄でろ過材を洗浄することで逆流洗浄はすすぎの役割となるため、逆流洗浄水の費用を含めた維持管理コストを大幅に削減します。
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従来のろ過タンクと同様に圧力式下向流方式でろ過を行います。中心部に内筒およびスクリューの部分にもろ過材が充填される構造により、 同サイズの従来のろ過タンクと同等の処理水量が得られます。 |
はじめに逆流洗浄を短時間行い、ろ過材を流動してから、シフォン洗浄を行います。 | スクリューの回転により、水とろ過材を下部から上部に押し上げようとする上方向の力と、重力による下方向の力を受け、ろ過材同士が揉み洗いを行います。 | シフォン洗浄後、逆流洗浄を行い、洗浄水を排水します。シフォン洗浄が施されたろ過材は汚泥分が完全に剥離されているため、簡単にすすぐだけで汚泥分を除去することができます。 |
従来のろ過装置 | シフォンタンク | 理由・効果 | |
ろ過材の 洗浄方法 |
逆流洗浄・(空気洗浄) | シフォン洗浄・逆流洗浄 | 逆流洗浄・空気洗浄では除去しきれない汚泥分もシフォン洗浄により除去されるため、ろ過材を常に清浄な状態に保つことが可能 |
ろ過材の 粒径 |
付着・凝着物により肥大する傾向あり | 常に充填時の粒径を 保持 |
ろ過材の流出や粒度変化がないため、常に安定した水質を得ることができる |
維持管理 コスト |
「ろ過材交換工事費」 「産業廃棄物処分費」 「新ろ過材購入費」 が発生 |
左記コストの発生なし | ろ過材を半永久的に使用できるため、 ろ過材交換工事は不要 |
逆流洗浄が頻繁に必要 | 逆流洗浄の時間短縮・回数低減が可能 | シフォン洗浄によりろ過材が常に清浄な状態に保たれ、逆流洗浄の時間を短縮。逆流洗浄にかかる水道料金等維持管理コストを大幅に削減 | |
工事・ メンテナンス |
定期的なろ過材交換工事が必要 | ろ過材交換工事は不要 | ろ過材を半永久的に使用できるため、 ろ過材交換工事は不要 |
トラフ・表洗管等が障害となるためメンテナンスが困難 | 内部構造がシンプルな ためメンテナンスが容易 |
シフォンスクリュー部分はカートリッジ式のため、メンテナンスが容易 | |
支持層 | 支持砂利を使用しているため、不陸が発生する可能性大 | 不陸を防止する構造が取られているため、不陸の発生なし | 不陸が原因となって生ずるショートパス等のトラブルなし |
環境対応 | 使用済みろ過材の 産業廃棄物処分が 必要 |
使用済みろ過材の産業廃棄物処分は不要 | 産業廃棄物が発生しないため、 環境問題・ISO14000に大きく貢献 |
ろ過水の 安定性 |
ろ過材汚濁進行時、 ろ過水への汚濁分剥離流出現象の可能性大 |
安定したろ過水の維持 | 高い洗浄効果によりろ過水への汚泥分剥離流出減少を回避 |
ろ過時間の経過とともに濁質捕捉能力が低下 | ろ過水清浄な状態を維持するため、濁質捕捉能力低下を抑制 | 安定した水質を維持し続けることが可能 | |
高有機物 原水の処理 |
ろ過材が固着し、閉塞を起こす可能性がある | ろ過材が固着しないためろ過が正常に行われる | 上水に限らず、下水・排水処理等にも対応可能 |
名称 | 本体径 | カートリッジ径 | モータ(kW) | 処理水量(LV=10) |
ST-700 | φ700 | φ200 | 3.7 | 3.8m³/H |
ST-900 | φ900 | 6.3m³/H | ||
ST-1000 | φ1000 | φ250 | 5.5 | 7.8m³/H |
ST-1200 | φ1200 | 11.3m³/H | ||
ST-1500 | φ1500 | φ400 | 7.5 | 17.6m³/H |
ST-1600 | φ1600 | 20.0m³/H | ||
ST-1800 | φ1800 | 25.4m³/H | ||
ST-2000 | φ2000 | φ500 | 11.0 | 31.4m³/H |
ST-2200 | φ2200 | 37.9m³/H | ||
ST-2500 | φ2500 | φ700 | 18.5 | 49.0m³/H |
ST-2800 | φ2800 | 61.5m³/H | ||
ST-3000 | φ3000 | 70.6m³/H |