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0.6インターセプター0.6Interseptor
除濁


  当社は、1939年創立以来、ろ過材メーカーとして水道業界と共に歩み経験と実績を積み重ねて参りました。その結果、全国浄水場の80%以上で当社のろ過材をご利用いただいております。
  近年、原水の急激な悪化をはじめとした様々な要因から、浄水場のろ過池にかかる負荷も大きくなっています。この原水の悪化に伴い、逆流洗浄が頻繁に行われ、更生工事サイクルまでも短くなるという問題が生じています。環境に対しても世界的な取り組みが強化される中で、使用済みろ過材の産業廃棄物処理も困難になってきました。
  そのような問題を解消するため、濁質捕捉量が多く、ろ過効率が高く、かつ逆流洗浄時の洗浄効果が高い「0.6インターセプター」を開発しました。JWWA A-103規格を遙かに上回る厳しい社内基準に基づいて生産された、有効径0.6mmの高品質なろ過材です。 NO.1ろ過材メーカーの日本原料だから実現できた驚異の広帯域型ろ過材「0.6インターセプター」をご利用いただき、従来のろ過砂では解決できなかったろ過池維持管理上の様々な問題解決にお役立てください。ご満足いただける品質と価格でご提供いたします。
※当社ろ過砂(有効径0.6mm 均等係数1.3以下)比較 

特  長

    1) 濁質捕捉量が極めて高くなります。
      「0.6インターセプター」は、ろ過層の中下層付近まで均一な空隙が確保されているため、濁質捕捉帯が広く、
       濁質捕捉量が1㎡あたり、従来のろ過砂(有効径:0.6mm 均等係数:1.3以下)の約2.3倍です。

    2) 処理水の水質が安定します
    通常のろ過砂よりも逆洗膨張率(当社推奨値)が約5%高いため、洗浄効果も高く、濁質の残留が極めて少なく
     なります。また濁質捕捉帯が広いため、表層でのろ過閉塞や下層での漏出が起こりにくく、処理水の水質が安定します。

    3) ランニングコストの大幅な削減が可能
    通常のろ過砂より清浄な状態に保たれている期間が長いため、逆流洗浄サイクルの延長や更生工事サイクルの
     延長が可能となり、ろ過池維持管理費用の大幅な削減が可能です。

    4) 環境への配慮
     逆流洗浄の頻度が少なくなるため、逆洗水の削減が望めます。また、更生工事サイクルも延長することができ、
     産業廃棄物の削減が可能な上、濁質により密度が低下して生じるろ過砂の流出現象も軽減することができます。
     そのため、CO₂削減に大きく貢献できます。
     

実 験 の 様 子

「0.6インターセプター」は通常のろ過砂と比較し、上層・中下層ともに濁質の捕捉がなされており、
濁質捕捉帯が広いことがはっきりと把握できます。

実 験 結 果

「0.6インターセプター」と「通常のろ過砂」
流速の変化による濁質捕捉量比較
「0.6インターセプター+アンスラサイト」と
「通常のろ過砂+アンスラサイト」
流速の変化による濁質捕捉量比較
  「0.6インターセプター」は「通常のろ過砂」より2倍以上の濁質を捕捉することができ、流速が速くなるほど濁質捕捉量に差が生じてくることが確認できます。   アンスラサイトとの複層の場合も「0.6インターセプター」は「通常のろ過砂」より2倍以上の濁質を捕捉することができます。また、流速が速くなるほど濁質捕捉量は単層の場合よりも大きな差が生じてくることが確認できます。