麦飯石は、鉱物学的には石英斑石、あるいは花崗斑岩に属し、アルカリ長石と石英を主成分とした鉱石です。これは、水と作用させることで水の構造を変化するとされています。幅広い無機元素の溶出・物理的及び化学活性吸着・高イオン交換の能力に優れており、また主体にとって有効なα線の存在が認められています。
特 長
1) 酵素、ホルモンなどの生体必須化合物に関するミネラル(微量元素、超微量元素)の脱吸着平衡作用による
バランス調整が可能になります。
2) 有害物(アンモニア、塩素、重金属、薬品成分)の吸着、分解に優れています。
3) 緩衝作用によるpHの調整が可能になります。
4) 溶存酸素量の増加につながります。
用 途
麦飯石を水槽に入れて金魚を飼うと金魚が長生きすると言われていますが、これは麦飯石がカルキや雑菌、有機物を吸着し、
溶存酸素の豊富な水に保つことが要因です。更に、ミネラル分が溶けだし金魚の健康にも大変良い働きをするため、
観賞魚用ろ材とも言われます。ハマチなどのおおがかりな養殖でも麦飯石の効果が確認されています。